電子書籍に関するニュース、電子書店・電子書籍リーダーの情報などを最新情報をお届けします。

iBookstoreがようやくオープン-電子書籍市場拡大に期待

2013.03.06

iBookstoreがようやくオープン-電子書籍市場拡大に期待 はコメントを受け付けていません。

iBookstore

 3月6日、Appleは、電子書籍配信のiBookstoreを日本で開始することを発表し、同日より配信を開始した。
 iBookstoreは、1月中に開始すると報じられていたが、それ以降音沙汰がなくなっていた。

 iBookstoreは、世界51カ国で提供され、アプリは1億3000万回のダウンロードを記録している。
 iOS付属のiBooks経由で電子書籍の購入・読書が可能で、iPhone、iPad、iPod touchなどで利用ができる。
 iOSのアプリで電子書籍が購入できるサービスは複数あるが、一方でKindleのようにAppleに販売手数料をとられること、配信権限がAppleにあることを嫌い、あくまで電子書籍リーダーとしての機能のみを提供するサービスも複数ある。

 iBookstoreは、OS直結となるサービスだけに他社のサービスと比較しても、大きな強みがある。
 既に日本でも大きなブランドを持つAppleだけに、今後の調査を待たなくては分からないが、Kindleストア登場以来、久しぶりに市場争いに大きな変化をもたらす可能性がある。
 Kindleストア登場時には、他社のシェアから顧客を奪うのではなく、電子書籍市場そのものを拡大することでシェアを奪ったという実績がある。
 iBookstoreも同様に、これまで電子書籍を利用してこなかったiOSユーザーを獲得することで、市場そのものの拡大が期待される。

 ただ、本日開始というサービスだけに、個人での配信ができない(Kindleダイレクト・パブリッシングのような個人出版、楽天・koboも海外のみの展開)、作品ラインナップの総数は不明だが思ったより少ないなど、他サービスを必ずしも上回っているわけではない。
 このため、既に他社サービスを利用している顧客がすぐにiBookstoreに流れるとは考えにくい。

 ともあれ、これで海外、国内の主要プレイヤーによる電子書籍配信ストアは概ね出揃い、読者にとっては利用する書店を自由に選べる環境が整った。
 あとは、ユーザーそれぞれの状況(手持ちのデバイス、ラインナップ、好みなどなど)によりストアを選別・利用する時代になった。
 その中で、より使いやすく、より利用しやすいサービスが生き残り、シェアを確保していくだろう。使いやすいサービスであれば、これから利用する読者にとって、それは便利で楽しいサービスとなるだろう。一読者として、電子書籍がそんな風に身近で、楽しいものとなればいいなと思う。

関連情報はこちら

Apple、iBookstoreを日本で提供開始(プレスリリース)
iBooksで電子書籍を購入してiOSデバイスで楽しもう。

関連記事

コメントは利用できません。

電子書籍NOW!について

ページ上部へ戻る