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BookLiveと三省堂書店が絶版本の復刊事業を開始-電子書籍とPODで復刊

2013.03.07

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インタラクティブ ブック ソリューション

 3月7日、BookLiveと三省堂書店は、絶版本などの入手困難な書籍を紙と電子書籍の両方で復元し販売する「インタラクティブ ブック ソリューション」事業を開始すると発表した。

 「インタラクティブ ブック ソリューション」は、電子書籍の販売をBookLiveが担当、POD(プリント・オン・デマンド)での紙書籍発行を三省堂書店が担当し、絶版本を復刊する事業。
 元本の出版社への交渉は、BookLive、三省堂書店の両社が担当する。
 この第1弾として、既にBookLiveにて販売が開始されている平凡社の人気レーベル「東洋文庫」を選び、三省堂書店でのPOD販売を開始する。

 絶版本を、紙書籍として復刊する事業には、人気投票を行いその上位作品を新たに出版する例がある。
 例えば、岩波書店や東京創元社などが毎年人気投票を行っており、ここで人気を集めた作品が新たに出版されている。

 また、フリーの編集者などが企画を出版社に持ち込むことで、絶版本を新たな形で出版する例もよく見られる。
 特に、当初は人気のなかった作家が、ある作品でブレイクし、その後旧作がまとめて復刊されるケースなどはよく見られる。

 一方、カルト的な人気を誇る作品などを人気投票で収集し、その復刊を出版社に求める「復刊ドットコム」というサービスもある。
 これは、現在品切れ中の作品に対し、一定の復刊リクエストが集まった場合、同サービスが出版社に対し復刊を求めるもの。また、出版社に復刊予定がなかった場合、同社が版元となり復刊することもある。

 いずれにしろ復刊された作品は、一定数が印刷され、新刊書店に並び、流通中の書籍と共に販売される。
 一方、今回の「インタラクティブ ブック ソリューション」はデータとしては存在するが、実際の書籍は注文に従って印刷される。
 在庫切れはないが、実際に手にとって購入するという、読者が慣れた本の購入とは少し違う。
 POD事業は、既にAmazonなども行っており、一定の需要があるものと思われる。

 この事業がどの程度の利益を生み出すのかは分からないが、過去に出版され、今なお読者に必要とされる作品が、再び形を変え読者の元に届くというのはやはりいいものだ。

関連情報はこちら

絶版本など手に入りづらかった本が紙でも電子でも購入できる「インタラクティブ ブック ソリューション」事業を開始(プレスリリース)

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