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電子書籍売上でモバイルがPCを逆転-eBookJapanが決算を発表

2013.03.15

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eBookJapan

 3月14日、電子書籍ストア「eBookJapan」を運営するイーブックイニシアティブジャパンは2012年度通期の決算を発表し、売上高が前年比39.9%増の30億4400万円に上ったことが明らかとなった。
 また、経常利益も前年比51.0%と大幅に増加し、4億4500万円となっている。

 電子書籍の売上では、初めてモバイルがパソコンを上回り、前年比71.1%増の16億5900万円の売上となった。パソコンは、12億1800万円で前年比15.4%増で増加割合は低く、モバイルの成長が増収に繋がっていることが分かる。

 決算発表では、登録会員についても発表されているが、それによると会員数は約77万人(平成25年1月期では約80万人)となった。
 2011年の約60万人からは増加となったが、四半期単位で見ると第1四半期が最高で、以降は減少を続けている。
 決算資料では述べられていないが、Amazonの参入など電子書籍ストアの乱立によって、ユーザーの獲得が難しくなっている現状がうかがえる。
 2013年は、新規顧客獲得に向け広告宣伝、販促などを積極的に行う方針で、この影響で利益の低下が見込まれるとしている。

 ただ、売上高は2013年も31.8%増の40億1300万円を見込んでおり、引き続き成長は続くものと見られる。
 なお、発表によると、「eBookJapan」の顧客が月間で購入する電子書籍の平均は約5000円。ユーザー層の7割が30代以上となっている。
 月の売上の9割以上が、新規登録者ではなく、前月以前の登録ユーザーによって占められているとのこと。
 他社のユーザー資料はないので分からないが、電子書籍普及以前より一貫して電子書籍事業を運営してきただけに、コアユーザーが多いものと思われる。

 ただ、独自性を保ってきた同社も、大手出版社が積極的に参加して始めた電子書籍市場では頼る部分が多いと見られ、平成25年1月期では上位3社(講談社・小学館・集英社)からの仕入れが48.7%の占有率となっている。
 印刷版で人気を占める作品を抱える出版社が、電子書籍でも同様となる傾向はアメリカ等でも見られるが、日本でも引き続きこの傾向は続きそうだ。

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IRライブラリ:株式会社イーブックイニシアティブジャパン

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