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電子書籍の利益が約2700万円に-売上は1億円超・佐藤秀峰氏がブログで明らかに

2013.02.25

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佐藤秀峰

 2月24日、マンガ家の佐藤秀峰氏は、自身のブログ上にて電子書籍関連のロイヤリティが、昨年9月からの累計で約2700万円に達したことを明らかにした。
 これは、2月23日のTwitter上「売上が1億円を超えた」と発言し、これに対し経費を除いた利益がどの程度かとの反応があったことから、ブログ上で明らかにしたもの。

 佐藤秀峰氏は、自身のマンガ作品「ブラックジャックによろしく」の二次利用を自由に行える形式で提供しており、全巻を無料公開しているサイトやアプリは約60カ所に上っているという。また、海外では韓国で配信が開始され、中国での配信も予定されているとのこと。

 今回公開されたロイヤリティは、「ブラックジャックによろしく」以外の有料販売している電子書籍から得られた利益を集計したもの。
 社名は明らかにはされていないが、現在配信サイト・アプリは9社に上っており、この累計が約2700万円となった。
 ちなみにもっとも大きなサイトでは、約1700万円の利益が上がっている。

 1月にも利益についてブログ上で公開しているが、この際は約700万円ほどの利益としており、そこから大幅に伸びた形になる。
 二次使用完全フリー化は昨年9月15日からのことであり、集計は1月末までの約4ヶ月半での成績となる。

 電子書籍は、まだまだ売上が伸びないケースが多い。
 一方で、先日もマンガ家の鈴木みそ氏が、Kindleダイレクト・パブリッシングにて自作の販売を行い、その結果数百万円の売上を得たとの報告もある。

 佐藤氏にしろ、鈴木氏にしろ、過去に紙書籍として販売され、一定額の売上を上げた作品が、改めて電子書籍化したために売上に繋がっている。
 また、出版社ではなく、作者自身が直接販売に関与しており、経費やリスクも負っているが、その分売上という形で還ってきた形になっている。

 これまでの出版では、絶版となれば作者には1円の利益も入らず、読者は古本で購入する他はなかった。
 電子書籍化により、読者は古い作品であっても、作者に還元する形で読書を楽しめ、作者は過去の作品からも利益を得られることになる。電子書籍には、こういったクリエイター支援という側面もあり、これがうまく出た形がこれらのケースとなる。

 今後、電子書籍が普及すれば、どうなっていくかは分からないが、いずれにしてもインターネットという媒体を通し、作者と読者が直接繋がることで、これまでにない読者を獲得できるケースも少なくないだろう。
 その中で、作者にも利益になり、読者にとっても知らなかった面白い作品に多数で会えることが増えれば、それは電子書籍の良い側面が十二分に発揮される面白いケースとなるだろう。

関連情報はこちら

ブラよろ二次利用状況 5ヶ月目。(佐藤秀峰 日記)

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