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電子ブックリーダー市場は昨年比36%ダウン-2011年をピークに市場は崩壊か

2012.12.11

電子ブックリーダー市場は昨年比36%ダウン-2011年をピークに市場は崩壊か はコメントを受け付けていません。

Kindle店頭販売

 IHS iSuppliは、12月10日、電子ブックリーダーに関する調査結果を発表し、電子ブックリーダー市場はここ数年で大きな成長を遂げた後、急速に縮小傾向にあることを明らかにした。

 調査によると、2012年の電子ブックリーダーの出荷台数は、2011年より36%ダウンし、1490万台だったとした。
 2011年は2320万台の出荷だったが、この年が成長のピークだったと指摘。来年2013年には、更に27%ダウンし、1090万台へと縮小すると予測した。

 また、電子書籍リーダー市場は、2016年にはピークの2011年の3分2までに縮小し、出荷台数は710万台となると予測している。
 2006年以前には、誰も知ることのなかった電子書籍リーダー市場は、2008年から2010年までの間に10倍に膨れあがり、その出荷台数は100万台から1000万台にまで増大した。
 一方で、iPadを始めとするタブレット市場は2012年に、1億2千万台を出荷し、増大を続けている。

 Amazonがその道を開いた電子書籍リーダーという存在は、今後消え去るかもしれないことを予期させる予測だ。
 既にAmazon自体の売上も、Kindleだけでなく、そのタブレットである「Kindle Fire」という存在によって支えられる部分が大きくなっている。今年、Amazonはサイバーマンデーで最高の売上を上げたとしたが、これは最後の徒花になるかもしれない。

 日本では、2012年後半になってようやくKindleが登場した。また、楽天のkoboなどの存在もあり、いつになったら始まるのかと思われた「電子書籍元年」がようやくやってきた印象だ。

 一方で、タブレットは世界と同時に家庭への進出が起こっており、それ故に噂単位ではあるが、電子書籍リーダーの売上は思った以上に伸びていないという。
 先に電子書籍が読める(上に他のこともできる)機器があれば、わざわざ電子書籍リーダーを購入する層は少ない。

 MP3プレイヤーも、デジタルカメラも、GPS機器も、同じような機能がスマートフォンに取り入れられるにつれ、特にライトユーザーは専用機器を購入する必要を感じない。
 電子書籍リーダーも同じだ。かつてワープロが全盛期を誇り、その後市場自体が消え去った(パソコンのソフトに置き換わった)ように、電子書籍リーダーはその市場自体が今後消え去る運命かもしれない。

関連情報はこちら

Ebook Readers: Device to Go the Way of Dinosaurs?(iSuppli・英語)
After rapid growth, ebook readers set for collapse with shipments plummeting 36% in 2012(The Next Web・英語)

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