電子書籍に関するニュース、電子書店・電子書籍リーダーの情報などを最新情報をお届けします。

米Amazon.comが、音声変換技術のIVONAを買収

2013.01.25

米Amazon.comが、音声変換技術のIVONAを買収 はコメントを受け付けていません。

IVONA

 1月24日、米Amazon.comは、テキストを音声変換する技術を持った企業IVONA Softwareを買収したことを発表した。
 IVONAは、2001年、2人のグダニスク大学の卒業生が起業したポーランドの企業。約10年にわたり、音声技術でリードしてきたテクノロジー企業で、多くの製品やサービスを企業や個人に提供してきた。

 IVONAの音声変換技術は、17カ国語、44方言に対応(ただし、日本語への対応はしていない)。
 AmazonとIVONAは、Amazonのタブレット「Kindle Fire」に搭載されたText-to-Speech、Voice Guide、Exploreの機能を提供するなど、提携関係を築いてきた。

 Amazonの売上は一貫して公開されていないが、昨今、電子書籍リーダーのKindleに変わって、タブレット端末であるKindle Fireを選ぶ顧客が増加していることは事実だ。
 Kindleには、音声読み上げ機能はないものの、タブレットには音声変換技術を有効に機能させる要素が多く存在する。

 今回の買収により、Amazonは、Apple、Google、Microsoftその他のタブレット発売会社と共に、この市場で真っ向から戦う姿勢を見せたとも思われる。

 一方、昨年12月には、Amazonに対し、大規模な抗議行動が起こっている。
 これは、視覚障害を持つ障害者の団体が計画したもので、点字も音声機能もないKindleでは目の不自由な人がこれを使用することができないことへの批判から起こったものだ。
 特に、Amazonは昨今教育市場へ積極的に普及を進めようとしているため、障害者から教育機会を奪うものだとして、抗議が起こった。

 Amazonのリリースには、この批判に対する回答はないが、Kindle Fireに取り入れられた機能や今回の買収理由のその一端とはなっていると推定される。

関連情報はこちら

アマゾン、音声合成技術のIVONA Softwareを買収(CNET Japan)
Amazon.com Announces Acquisition of IVONA Software(プレスリリース・英語)

関連記事

コメントは利用できません。

電子書籍NOW!について

ページ上部へ戻る