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教科書を廃止し、全教師・生徒にタブレットを配布?-次期NY市長候補が表明

2013.01.18

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デジタル教科書

 1月15日、次期アメリカ・ニューヨーク市の最有力候補と目されているクリスティン・クイン氏は、教科書を廃止し、タブレット端末を提供する考えを表明した。
 これは、15日に行われた演説の中で語られたものだ。

 演説の中で同氏は、タブレットの導入により「常に最新の情報にアップグレードできる」「動画やマルチメディアを取り入れられる」「学校でも自宅でも学習できる」「双方向のやりとりが可能」「デジタルネイティブの子どもを授業に引き込める」などの利点を語った。

 ニューヨーク市が教科書購入にかけている年間予算は、約1億ドル。
 この予算であれば、市内の公立校の全教師・生徒にタブレットを配布しても、十分な金額になるという。

 アメリカでは、既に各地の教育現場でタブレットが導入され、活用されている。
 クイン氏が演説で述べたような教育上の利点のほか、実質的に予算が削減できる点などが注目されるポイントだ。

 一方で、「タブレットの導入が教育効果を高めるとは証明できていない」「高価なハイテク機器よりも教員の予算増額をした方が効果的」などの意見もある。
 とは言え、現在は実証実験に近いところもあり、今後この動きがアメリカ全土に広がるかどうかは、既に導入されている現場で他に認められる大きな教育効果を生み出せるかどうかにかかっている。

 また、最近では、教師同士が教材の売買を行う「TeachersPayTeachers.com」が注目を浴び、中には100万ドルを売り上げる教師なども登場し注目されている。
 このサイトでは、EPUB版のデジタル教科書なども販売されているが、電子書籍の普及に伴い、デジタル教科書、教材は徐々に教育現場でも普及しているようだ。

 日本でも大学等で、ノートパソコンの代わりにタブレットを導入するところも出てきていると聞く。
 検定教科書という仕組みを持つ日本では、高校までの教育課程の中で、デジタル教科書を一気に普及させるというのは簡単ではないだろう。
 だが、もし導入されることがあるとすれば、それは映画やアニメなどで描かれた未来の学校の姿のようで、ちょっとわくわくしてしまう光景だ。

関連情報はこちら

教科書廃止してタブレットに、米NY知事候補(AFPBB News)
TeachersPayTeachers.com

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