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年末までに20万冊の目標を掲げるも達成できず-楽天「kobo」

2013.01.04

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kobo

 楽天は、2012年、カナダの企業・kobo.incを買収し、国内でストア(koboイーブックストア)を開始。また、電子書籍専用リーダーとして「kobo touch」「kobo glo」「kobo mini」を発売した。

 koboイーブックストアは、9月末に6万冊の日本語コンテンツを達成。
 その後、12月末までに20万冊と、他のストアを大きく引き離し、国内電子書籍ストアでは最大のコンテンツを誇るストアになることを目標として掲げていた。

 しかしながら、12月末時点での取り扱いコンテンツ数は、約11万冊となり、この目標は達成できなかった。

 もっとも、この11万冊についても疑念が呈されている。
 というのも、その内訳は(このサイトの記事に詳しいが)、無料コンテンツが2万弱、楽譜が3万弱などとなっており、一般にユーザーがイメージする「電子書籍」コンテンツは5万タイトル程度で、他のストアと比べても大きな数字とはなっていない。

 元々、koboイーブックストアでは、他のストアとは違い、電子書籍の規格をEPUB3に固定したために、既に電子書籍化されているコンテンツも変換の必要があった。
 このため、他のストアにはあっても、koboイーブックストアでは扱えない作品があり、遅れをとることは当然と言えた。

 しかしながら、これを少しでも補うためか、Wikipedia作家情報、楽譜、写真1枚のバーチャルアート、古文書など、他のストアでは見かけることの少ないコンテンツを「電子書籍」としてカウントするなどし、この対応が批判を浴びてきた。
 また、当初3万冊の取り扱いとして大々的に販売開始されたものの、実際の取り扱いコンテンツが2万冊弱だったことが問題となり、消費者庁より指導を受けたことも明らかになっている。

 楽天という多数のユーザーを抱えたkoboには、koboの強みがあり、また機器自体にもKindleなどと比べ優位性を持つ面がある。
 しかし、koboの開始と共に、先に楽天が始めていた電子書籍ストア「Raboo」をユーザーの救済なし(ポイント等での還元はあり)で閉鎖することを発表するなど、強い不信感を持たせる対応に批判が集まっている。
 2013年、楽天がkoboというブランドを、Amazon、Apple、Google、また国内のストア以上に強いものとしていくためには、ユーザーをきちんと向き合い、真摯に対応を図っていくことが求められている。

関連情報はこちら

月刊楽天koboちゃん2013年01月号 -三度約束は破られる-(A Successful Failure)

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