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岡嶋二人作品・全28作+2作がコンプリートボックスとして発売-特設サイト「電本屋さん」もオープン

2013.02.08

岡嶋二人作品・全28作+2作がコンプリートボックスとして発売-特設サイト「電本屋さん」もオープン はコメントを受け付けていません。

岡嶋二人

 2月8日、講談社は、コンビ作家として活躍した作家・「岡嶋二人」の作品全28作を電子書籍化し、これにボーナス2作を加えた全30作をセットにした「岡嶋二人コンプリートボックス」を発売した。

 併せて、電子書店BinBsotreと連携した特設サイト「電本屋さん」をオープンした。ここでは、新たな形の電子書籍を模索し、SNSとの連携、登録不要での立ち読みなどをリリースする。オープンは2月15日の予定。

 「岡嶋二人」は、前回記事にしたことがあるが、作家・井上夢人氏と田奈純一氏とのコンビ作家。1982年にデビューし、89年に解散するまでに数多くの作品を発表したミステリ作家だ。
 今でも人気の高い作家だが、一部の作品は品切れ状態が長く続いており、読者は古本屋で購入するか、図書館で借りるかしか読む方法がなかった。

 今回、全28作を電子化しリリースすることで、この品切れ状態が解消される。
 また、「岡嶋二人コンプリートボックス」には、雑誌収録短編「地中より愛をこめて」と、岡嶋二人が解散するまでを綴った井上夢人氏の作品「おかしな二人 ―岡嶋二人盛衰記―」が含まれている。

 コンプリートボックスを販売するのは、「eBookJapan」「いつでも書店」「BinBstore」「ReaderStore」の4つの電子書籍ストア。
 単品での発売は、Kindleストア、BookLive!、koboイーブックストアなどでも行われる。

 電子書籍の魅力のひとつが、新刊では読めなかった作品が読めるようになること。最近では、BookLive!が平凡社の人気レーベル「東洋文庫」をまとめて配信するようになるなど、徐々にこの動きも強まっている。
 一方で、Jコミでの絶版コミック無料配信、漫画家自身によるKindle・ダイレクト・パブリッシングでの配信など、流動性のある動きも目につくようになってきた。

 作家・クリエイターとしては、得られるお金はもちろんだが、新たな読者を電子書籍の形で獲得することや、新たな発表の場としての電子書籍など、新たな可能性を試すことができるのも電子書籍の魅力だ。
 今回、「電本屋さん」という形で井上夢人氏が試そうとしているのも、そんな電子書籍の可能性の一つかもしれない。
 今のところ、自作解説などの配信に加え、井上夢人氏作品の毎月配信などが予告されている。元々インターネットに早くから取り組んできた作家だけに、どのような試みが待っているのか、楽しみなところだ。

関連情報はこちら

岡嶋二人 電子書籍版 30作品コンプリートボックス 配信開始のお知らせ(プレスリリース)
電本屋さん
夢人.com

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