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図書館が希少な歴史書を電子書籍配信

2012.10.24

図書館が希少な歴史書を電子書籍配信 はコメントを受け付けていません。

希少な本

秋田県立図書館は、希少な資料や雑誌のバックナンバー約2000冊の電子書籍の貸し出しサービスを10月19日より開始した。都道府県の県立図書館で、電子書籍の配信を行うのは初のケースとなる。

 

このサービスでは、県立図書館が所蔵する希少な歴史書約1300冊、「歴史読本」「週刊ダイヤモンド」などの雑誌のバックナンバー、子育て関連書籍など6種類約700冊が対象となる。

このうち、歴史書には、同館が1915年に購入し99年にデジタル化した「解体新書」が含まれ話題となっている。

その他にも絵巻「御曹子島渡り」などが電子書籍化された。また、雑誌のバックナンバーにも戦前の発行分が含まれるという。

 

秋田県立図書館での電子書籍の利用は、県内在住者か、県内に通勤・通学する人の中で、県立図書館で利用登録を済ませた人に限られる。利用は一人3冊までで、期限は10日間。10日間を過ぎると自動的に閲覧できなくなる仕組みを取り入れた。

また、歴史資料は一度に何人でも借りることが可能だが、雑誌のバックナンバーは予約制で、1冊につき、一人しか借りられない仕組みだという。

なお、閲覧には、スマートフォンやタブレット型端末が必要。アプリのダウンロードサイトから専用アプリをインストールし、図書館からパスワードを入手することで利用できる。秋田県立図書館では、今後有名作家の未公開作品などの配信も企画している。

 

■情報元はこちら
秋田県立図書館、電子書籍を配信へ – 読売新聞

スマホで読める「解体新書」 秋田県立図書館が電子書籍化、貸し出し – スポニチ

 

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国会図書館のデジタルアーカイブ、Googleの希少書籍のデジタル化など、このような試みは今後あちこちでみられるはずだ。

特に希少な書籍は、現物に触れることが難しく、一部の研究者などが閲覧するほかは、ほとんど死蔵状態にあるものの少ないないと考えられる。

今回は利用者のみの電子書籍配信とのことだが、このような試みが全国に広がっていく中で、希少な書籍や文献に自由にアクセスできる仕組みができれば、単に人気作品の電子化などのような商業的側面だけで語られる電子化が、より文化的な意味をもって波及していく可能性がある。 

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