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パブーがKindleストアと連携-KDPを利用せずにAmazonにも配信可能に

 個人出版サービスを展開するパブーは、12月6日、月額525円の有料版サービス「プロ版」を発表した。
 「プロ版」のもっとも大きな特徴は、KDP(Kindle・ダイレクト・パブリッシング)を経由せずに、Kindleストアに自作の電子書籍を並べられることにある。

 パブーは、無料・有料の自作電子書籍の配信が可能なサービス。
 以前は、パブーサイト上でしか閲覧・購入ができなかったが、koboイーブックストアのオープン以降、連携機能をリリースし、自作電子書籍をkoboイーブックストア上でも販売することが可能になっていた。

 今回の「プロ版」リリースにより、koboイーブックストアへの無料版連携機能は、12月末をもって終了する(以前の連携作品は継続可能)。
 「プロ版」では、このkoboイーブックストアとの連携の他に、Kindleストア、また後日発表の他電子書籍配信ストアへの作品販売機能を提供する。

 Kindleストアには、Amazonが提供するKDPを利用することで、アカウントを持っていれば誰でも自作電子書籍の配信・販売は可能だ。
 しかし、Kindleストアで販売された電子書籍の代金を受け取る際に、35%の印税から、アメリカの源泉徴収課税があり、また代金を受け取る際に所定の手数料がかかる(結構大きな金額)ため、自作電子書籍の販売が難しい側面があった。

 今回のパブー「プロ版」では、最大5作品まで(後日拡充予定あり)という制限があるものの、パブー経由で支払いが行われるため、税金や手数料の問題が解消される利点がある。

 一方で、販売を継続する限り、月額525円の手数料が毎月かかるため、どちらをとるかは実際に販売する予定の本の売り上げ予測が大切になってくる。
 思った以上に売れた場合には、パブーの方が有利だが、525円(年間6300円)以上の売上印税(定価×35%)を得られない場合には、KDP経由の方がお得になることもある。

 ただ、いずれにしろパブー「プロ版」を経由することで、パブー以外の他の配信ストアでも自動的に配信(ストアは選択可能)される機能は、ある種、パブーという出版社を通して電子書籍を出版することと同義であり、その意味では「格安電子書籍自費出版」サービスとも言える。

 KDP経由の自作電子書籍は既に多数配信されているが、今後どの程度の人たちがパブー経由での配信に踏み切るかに注目したい(既存作品も)。

関連情報はこちら

パブーのプロ版
Kindleストアを始め外部ストアへ配信できるパブーのプロ版正式版をリリース。(ブクログお知らせブログ)

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コメント

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  • コメント (1)
    • かえる
    • 2013年 6月 25日

    パブー経由でAmazonに電子出版し、体裁の崩れがあったため更新を申請しましたが2ヶ月経っても更新されません。
    やはり最初からKDPにいくべきでした。ご参考にして下さい。

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