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バーンズ&ノーブルの「Nook」事業不振-売上低迷で赤字転落へ

2013.03.01

バーンズ&ノーブルの「Nook」事業不振-売上低迷で赤字転落へ はコメントを受け付けていません。

バーンズ&ノーブル

 1月28日、アメリカの書店大手・バーンズ&ノーブルは、第3四半期の決算を発表し、610万ドルの純損失を計上し、赤字に転落したことを明らかにした。
 売上高は、前年同期比10.3%減の22億3000万ドル。
 その中でも特に同社の電子書籍事業である「Nook(ヌック)」事業での不振が響いた形となった。「Nook」事業を除けば、小売店売上高は2.2%減に留まっており、アメリカ国内での電子書籍事業では、他社に大きく差をつけられている現状が浮かび上がった。

 「Nook」関連事業の売上高は、26%減の3億1600万ドル。売上低迷は周辺機器の売り上げ不振が理由とのこと。
 また、ホリデーシーズンには販売数が低迷し、既存店からの返品額が2100万ドルにも上った。更に1500万ドルの販促割引を行ったため、この費用も計上されている。

 2月25日には、バーンズ&ノーブルの書店チェーンと通販サイトからなる小売り事業を買収することが発表されており、現経営陣がこれを了承する方向で動いていると報道されている。
 この中には、「Nook」関連事業は含まれておらず、会社が二分割される動きが明らかとなっている。

 世界では様々な電子書籍事業を営む企業があり、また電子書籍リーダーも複数発売されている。
 その中でも、アメリカを中心とした電子書籍先進国の数字をまとめた世界シェアで見ると、Amazon、koboに続き第3位というのが、Nookの現状だ。
 しかも、他社がタブレット併売などの戦略をとり更にシェアを伸ばしていく中で、Nookのシェアは徐々に下がっていっているのが現状だ。

 ホリデーシーズンでは、Amazonが過去最高の売上を誇ったと発表しており、他社は既存顧客だけでなく、新規顧客の確保にも成功している。
 その中で、唯一出遅れ、じり貧となっているのがNookだ。ただ、ピアソンやMicrosoftなど大手企業からの出資も受けており、その期待値は高い。
 今後、分社化を行いデジタル事業に邁進する中で、その売上が上昇していくのか、それともこのまま沈んでしまうのか。注目してみていきたいところだ。

 

関連情報はこちら

書店大手バーンズ&ノーブル、11-1月期は赤字転落 ヌック不振(WSJ.com)

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