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ネット書店のシェアが店頭販売を初めて上回る-電子書籍シェアは28%に拡大

2013.03.19

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Bowker Market Research

 3月19日、アメリカの調査会社・Bowker Market Researchは、アメリカ出版市場についての調査結果を発表し、書籍の販売シェアにおいて、初めてネット販売が店頭販売を上回ったことを明らかにした。

 それによると、2012年のネット書店のシェアは43.8%。これに対し、書店チェーンなど店舗販売は31.6%となった。
 2011年には、ネット販売が35.1%、店頭販売が41.7%となっており、これが逆転したのは初めてのこととなる。
 この背景として電子書籍の成長、大手書店チェーン・ボーダーズの破綻があるという。特に大手チェーンでのシェアは2011年の28.%から18.7%へと急落しており、ボーダーズの顧客を他のチェーンが吸収しきれなかったことが原因と見られる。

 また、電子書籍は、2010年11月には全出版物の売上の6%でしかなかったが、2012年11月には28%にまで成長。
 電子書籍の購入は、当然ネット書店を経由することになり、結果的にネット書店の重要性が高まっている。

 一方、この調査ではイギリスの現状についてもリポートしている。
 それによると、アメリカ同様にネット書店のシェアは高まっており、2012年は37.7%に達した(2011年は30.4%)。
 ただ、店頭販売の影響もまだ大きく、実際、書店チェーンだけを見るとそのシェアは2011年より増加し27.6%を占めた(2011年は26.7%)。

 そのイギリスでも、電子書籍の影響は徐々に大きくなっており、2012年7月にはベストセラーの影響もあり13%のシェアを獲得した(その後2012年11月時点では9%)。
 イギリスには、Amazonやバーンズ&ノーブルなどが参入しており、その影響力は大きくなってきているようだ。

 電子書籍のシェア拡大をアメリカの例で見ると、毎年ホリデーシーズンに5%以上の拡大を見せており、その後は高止まりした数字のまま安定的にシェアを確保している。
 ホリデーシーズンでのシェア拡大が今後も毎年続いていくのか、それともどこかで留まることになるかは分からないが、いずれにしろ、電子書籍の存在は出版市場にとって無視できない数字にまで膨れあがったことになる。

関連情報はこちら

E-Retailers Now Accounting for Nearly Half of Book Purchases by Volume, Overtake Physical Retail(Digital Book World・英語)
e-Reading Habits Drive Market Share Growth of e-Retailers, says New Study from(プレスリリース・英語)

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