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ドイツの書店では月間5台以下しか電子書籍リーダーは売れなかった

2013.02.07

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電子書籍リーダー

 2月6日、buchreportは、ドイツの書店300店舗に対し行った調査結果を発表した。この中で、2012年12月の1ヶ月間に、電子書籍リーダーが売れた台数は、70%の書店で5台以下に留まったことが明らかになった。

 ただ、当然多くの電子書籍リーダーを売った書店もあるが、この場合、書店の規模が大きく多くのメーカーの電子書籍リーダーを並べることが可能だったこと、逆に小規模書店では少数のモデルしか販売できず、故に売上を伸ばせなかったことが指摘されている。

 この結果を受けて、buchreportは下記のように指摘した。

・消費者は、書店を電子書籍リーダーと出会う場所としてはとらえていない。
・書店は電子書籍リーダーを売っても対した利益にならない(マージンが少ない)
・電子書籍リーダーを売っても、顧客がAmazonに流れるだけ
・Amazonの力が強すぎて、書店との単独取引が不可能

ドイツでも、世界の他の国々と同様に、電子書籍の売上は大きく伸びる予想が出ている。
その中で、書店も生き残りをかけて電子書籍リーダーの販売に参入したものの、結果的にはあまりうまくいっていないようだ。

日本でも、Amazon、kobo、BookLiveなどが積極的に店頭販売を行うよう仕掛けている。
実際に、電子書籍ともっとも相性がいいのは書店だと思われているが、書店から見ればあまり美味しいとは言えない結果が待っているのかもしれない。

先般、日本ではトーハンとソフトバンクが仕掛けた、書店で電子書籍を購入できる「c-shelf」が稼働した。こちらの実績などは明らかではないが、あえて電子書籍を購入する人はそれほど多くはないと思われる。

紙の書籍がそのまま電子書籍に置き換わるわけはなく、紙書籍が滅びることはないだろうが、電子書籍の普及する中で、書店という小売業は、更に厳しい時代を迎えることだけは事実のようだ。

 

関連情報はこちら

eReaders Not Selling Well in German Bookstores(The Digital Reader)
Sortimenter klagen über abwandernde E-Book-Kunden(buchreport)

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