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サイモン&シュスターの電子書籍売上は24%上昇-電子版の割合は通年で20%超

2013.02.19

サイモン&シュスターの電子書籍売上は24%上昇-電子版の割合は通年で20%超 はコメントを受け付けていません。

サイモン&シュスター

 2月14日、CBSコーポレーションは、2012年度第4四半期、及び通年の決算を発表し、この中で子会社の出版社、サイモン&シュスターについても公表した。

 それによると、サイモン&シュスターの売上は前年同期比6%減少し、2億1500万ドルとなった。
 その中で、電子書籍の販売は引き続き好調を続けており、売上は前年同期比24%上昇している。この四半期は印刷版の売上低迷が電子書籍の足を引っ張る形となっているが、電子書籍の割合は、全体の24%を占めている。

 ちなみに売上と全体に占める割合については、四半期ごとに発表されているがその数字を順に見ていくと、第1四半期は前年同期比64%増で、売上の26%を占めている。この26%という数字は過去最高だ。
 それ以降、第2四半期は44%増加で、21%を占め、第3四半期は20%増で21%を占めた。売上の増加が減っているのは単純に比較対象の前年同期には、まだまだ電子書籍の売上が伸びていかなかったからで、今年に入り大きく電子書籍の売上が伸びたことが分かる。

 電子書籍先進国のアメリカでは、印刷版に比べ、電子書籍の売上が拡大しており、その結果、売上に占める割合も拡大している。大手の一角、サイモン&シュスターでようやく20%を超えたところだが、印刷版が低迷するなかでは期待値の高い事業となっているようだ。

 国内の情勢を見ると、出版社は数字をあまり明らかにしないので正確なところは不明だが、それでも人気作家・横山秀夫の警察小説『64』が1万ダウンロードを超えるなど、電子版も着実に迫りつつある印象がある。
 以前まとめた記事では、角川書店の電子版の売上が概ね印刷版の5%程度だが、人気作では20%近いという話もあり、今はまだ一部の人気作に限った話だが、それでも20%超えという数字は達成できそうな予感がある。
 サイモン&シュスターの数字は、出版不況で各社厳しい状態の中、一つ救いのあるものと言えるかもしれない。

関連情報はこちら

CBS Corporation Reports Record Results For The 2012 Fourth Quarter And Full Year(プレスリリース・英語)

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