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「自炊」代行業者を許諾制に-著作権使用料の徴収も?著作権者の協議会が設立

2013.03.27

「自炊」代行業者を許諾制に-著作権使用料の徴収も?著作権者の協議会が設立 はコメントを受け付けていません。

Myブック変換協議会

 3月26日、「Myブック変換協議会」(正式名称:蔵書電子化事業連絡協議会)が設立されたことが発表された。
 これは、紙書籍をスキャンして電子化する事業を営む「自炊」代行に一定のルールを設けることを目指して設立されたもの。

 「自炊」代行に対しては、著作権法違反として、現在でも訴訟が行われている。
 一部の業者は、許諾を得ていない本のスキャンを行わないことを定めているが、これも定められたルールではないことから、読者、業者、著作権者、出版社などの間で認識の食い違いが見られ、混乱が起きている。

 「Myブック変換協議会」では、ここに楔を打ち込むことで、特定の枠組みに反った中で事業運営が行われることを目指すものと思われる。

 一方、この件を26日に報じた読売新聞の記事では、スキャン行為の許諾を事業者に与える代わりに、一定の著作権使用料を取る構想が検討されているとされた。
 個人がスキャナを使い本を「自炊」することは著作権法で認められた私的複製に当たるとされる。一方、業者については複製者と利用者が異なるため、私的複製の範囲外に当たると著作権者側は訴えてきた。

 現状では訴訟の判決も出ておらず、法律上の解釈がどのようになるのかは分からない。読者、著作権者、業者のそれぞれが納得できるルール策定が可能なのか、今後の動向に注目したいところだ。

関連情報はこちら

「自炊」代行、著作権使用料徴収で許諾検討(読売新聞)
Myブック変換協議会〔正式名称:蔵書電子化事業連絡協議会〕

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