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「エロエロ草紙」が第1位に-文化庁eBooksプロジェクトの実験結果が発表

2013.03.09

「エロエロ草紙」が第1位に-文化庁eBooksプロジェクトの実験結果が発表 はコメントを受け付けていません。

文化庁eBooksプロジェクト

 3月7日、文化庁は2月1日~3月3日の期間、国立国会図書館のデジタル資料を電子書籍として配信する実験を行い、その結果を発表した。
 これは、「文化庁eBooksプロジェクト」と名付けられたプロジェクトで「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する実証実験」の一環として行われた。

 配信作品は計13作品。
 配信期間以前のアクセス数や館内閲覧実績等から作品を選出し、紀伊國屋書店BookWebPlusを経由して、電子書籍として公開した。

 今回の発表では、それぞれの作品のダウンロード数が明らかにされた。
 それによると、もっとも多くダウンロードされたのは11,749回を記録した「エロエロ草紙」(酒井潔)。この作品は戦前に発禁となったもので、その名称からか5ヶ月連続でアクセス数が第1位となったもの。従前の話題通り、電子書籍のダウンロードでも1位となった。

 続いて、10,163回のダウンロードを記録したのが、「羅生門」(芥川龍之介)。非常に有名な作品だが、今回公開されたのは初版本であり、一般に知られている作品と一部の文章が違う点が注目されたもの。

 以降、約8,000~5,000弱程度のダウンロードが記録され、その総数は92,517回となっている。
 この評価や実験詳細については、4月以降に公表される報告書にて明らかになる予定。

 最大で1万超のダウンロード数、総数で10万弱のダウンロードは、文化庁が当初予想した数字を上回ったのか、下回ったのかは分からない。
 ただ、電子書籍として公開という話題性は大きく、10万弱という数字には意味があるものと思われる。
 デジタルデータの公開自体は継続的に行われており、現在インターネット経由で自由に見られるものは、約45万点に上るという。また、館内閲覧に限れば、資料総数は約233万点に上るとのこと。

 今後は有料配信の実験等も検討されているとのことだが、希少な資料を眠らせるのではなく、必要な人がより容易にアクセスできる環境があれば、新たな研究結果が生まれるなど、未知の可能性も見えてくるだろう。

関連情報はこちら

デジタル資料等を活用した著作物の流通と利用の円滑化に関する実証実験事業 | 「文化庁eBooksプロジェクト」について(文化庁)

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